三浦屋の「さかな丼」で ルールルルルル

五色丼 at 三浦屋

「美味しい天丼を食べに行こう!」そう友人に誘われて、一路、北品川へ。
品川駅から歩くことしばらく、すっかり開発の進んだ近代的な品川駅とはガラリと違う昔ながらの情緒漂う街・北品川は、その昔、東海道五十三次の第一番目の宿場町として多くの旅人が訪れたと言われています。旧東海道沿いの商店街は、宿場町だった時代の面影を残す懐かしい雰囲気。かつてこの辺りの旧東海道は海に面していて、埋め立てが進む前は海苔業を営む漁師が多く居たそうです。商店街近くの品川浦には屋形船や釣り船が係留されており、昔の漁師町の名残を漂わせています。

この旧東海道から少し脇に入ったとこにあるのが、著名人も多数訪れる有名な天ぷら屋「三浦屋」さんです。ご主人は元漁師さんというこのお店、下町の風情溢れる年期の入った店内は10人も座れば満席で、お昼時にはすぐには入れないことも。壁には著名人のサインがたくさん飾られていますが、中でもやたら気になったのが田中邦衛さんのもの。ざっと数えても5枚以上はあります。相当常連さんなんでしょうか。「…おっ、おやじさん、あのさあ、オレさあ、いつもの、あれ、お願いしちゃっていいかなあ、ぉおい、じゅん、ほたる…」と注文する姿が目に浮かぶようです。
お昼の天丼メニューは、「極上丼(1300円)」をはじめ4種類ですが、私がいただいたのは、いろんな魚の天ぷらが乗っかった「さかな丼(1100円)」。穴子、きす、めごち、ししとうの天ぷらが丼の上で押しくらまんじゅう状態。結果、穴子は丼からオーバーライド、いや、そうじゃなくても余裕で丼からはみ出る大きさを誇っています。薄めの衣でカラッと揚がった天ぷらはサクッと軽い食感で、中の魚はふんわりほくほく。それぞれの魚で味や歯ごたえや違うのも楽しい。甘めで濃い味のタレも手伝って、箸が止まりせ~ん。
なるほど、邦衛さんが通っちゃうのも納得の美味しさ。懐かしい雰囲気のこの商店街と一緒に、これからも残っていて欲しいと強く願いたくなる名店でした。

三浦屋 (天ぷら / 北品川、新馬場、天王洲アイル)

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TEXT: Kawori Nakagawa