ちもとの八雲もち

Japanese sweets都立大学駅から徒歩で数分、賑やかな目黒通り沿いに、まるで料亭のようなシックで上品な立たずまいの和菓子屋さんがあります。そう、このお店こそが、かの有名な「御菓子所ちもと」です。

戦前に日暮里で営業を始めた「ちもと」は、その後、軽井沢へ移り、現在ではのれん分けされたお店が箱根湯本、千葉の市川、都立大学などでそれぞれ独立して和菓子屋さんを営んでいます。
都立大学のちもとは1965年創業。こちらの先代が都立大学に店を構えた理由は、長年御用聞きを務めた軽井沢本店時代のひいき客が、この辺りに自宅を持つ「別荘族」だったからだそう。確かに、この辺に建ち並ぶのは立派な豪邸ばかり。ナチュラルローソンが2店もあるハイソなエリアです。

IMG_1990店内に入ると、大きな石造りのガラスケースの中に色とりどりの和菓子たちが並んでいます。控え目な照明とシンプルな内装がなんとも素敵。10席ほどの喫茶スペースもあります。
このお店の名物は、なんと言っても「八雲もち(158円)」。カシューナッツ入りの黒糖求肥を竹の皮で三角に包んだ逸品で、とろりとろける食感とナッツの香ばしい風味は、今までの和菓子のイメージを打ち破る美味しさです。甘さも控え目だし、これなら、固いものはあまり食べられないおじいちゃんも、失恋で食欲を無くした乙女も、2~3個は軽くイケるでしょう。
ちもとのかき氷全部入り求肥に混ぜ込まれた泡雪(卵白を寒天で固めたもの)がこのマシュマロのようなやわらかい食感の秘密。和菓子でありながら、その斬新な食感と、洋風のカシューナッツとの組み合わせがオシャレな「八雲もち」。コーヒーにもよく合うので、ケーキもいいけど、たまにはこんな和菓子を手土産にしてはいかがでしょうか。
ちなみに、読み方は「やくも」じゃなく「やぐも」だそうです。
(噂では、夏はかき氷が人気で行列が出来るんだとか。そちらも食べてみたいですね~。)

ちもと (和菓子 / 都立大学)

マーカーをクリックすると周辺スポットの地図に変わります。

キーワード , ,

TEXT: Kawori Nakagawa