「ローザー洋菓子店」の   クッキー缶

「人を外見で判断するな」と小学生のころ学校の先生に教わりましたが、その甲斐なく、男はジャケ買い、パッケージ買いだった若かりし自分。反省はしていません、だって、人は見た目が9割、って言うじゃありませんか。単に美的にどうこうという意味ではなく、人となりが出る顔とか外見は、やっぱり大事。いくら中身がすばらしくても、ジャケットやパッケージが良くなければ、手に取ってもらう可能性さえ無くなるからです。

お菓子の中で、パッケージ買いと言って忘れてはいけないのが、麹町の「ローザー洋菓子店」のクッキー缶。創業1932年のこちらのクッキー缶は、9時半のオープンとともに電話して取り置きしてもらわないと入手できないレア物として有名。缶を含め、すべてが職人さんの手作りということで、大量生産できないのです。
土日定休のお店のため、仕事の有給をとってクッキーを買いに行った私(笑)。半蔵門駅ほど近くのお店は、店頭売りのみの小さなお店で、ガラスケースにはシュークリームやプリンなどが並んでいて美味しそう。店員さんから手渡されたのは、大きなオレンジ色のバラが咲き誇るレトロな包み紙にくるまれた憧れのあのコです。
お家に帰ってから、わくわくしながら十字に結ばれた金色のリボンをほどいて中を開くと、伝説のクッキー缶がパンパカパーンと登場。パッと目を引く鮮やかな水色のブリキ缶は、角がrになっていて、缶の箱なのにやわらかく、おいしそうな印象。ひとつひとつ丁寧に作られている感じが現れています。
パッケージだけでなく、中身も本物。香料を含め、添加物を一切使っていないやさしい味は、シンプル・イズ・ベストな美味しさ。ザラメやジャム、コーンフレークが飾られたもの、ココア生地のうずまきクッキー、ハート型、ドーナツ型など、クッキーによって、繊細な異なる食感と風味を楽しめるのもうれしいですね。
クッキー缶は2500円、3000円、3500円、5000円の4サイズ。外見も中身もイケてる逸品、贈り物にいかがでしょうか。

ローザー洋菓子店 (ケーキ / 半蔵門、麹町、永田町)

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TEXT: Kawori Nakagawa