グレート・ギャツビー

パッとした人生を求めて中西部の田舎町からニューヨークへ出てきた主人公ニック。借りた家の隣では、毎夜豪華なパーティーを開いている。この大邸宅の主こそジェイ・ギャツビー。礼儀正しく清潔そうでハンサムだが謎に包まれた紳士だ。

ニックは彼と親しくなる内に、ギャツビーが5年もの胸に秘めていた思いを知ることになる。

5年前、若きギャツビーが貧乏な将校だったとき、ケンタッキー州ルイビルの美女デイジーと恋に落ちた。しかしギャツビーが海外出征している間に、デイジーはシカゴの富豪トム・ブキャナンと結婚してしまう。
戦線から戻ったギャツビーは彼女が結婚したことを知る。しかも今の彼女は手の届かない上流階級に身を置く、社交界の花形だ。

もう一度デイジーを取り戻すため。彼女にふさわしい人間になるため。ギャツビーは才能と野心の限りを尽くし、後ろ暗いことにも手を染め、あらゆる仕事をしながら若くして裸一貫から立身出世を果たしたのであった。

ニューヨークから20マイル離れたロングアイランドに双子の島。一方は良家の金持ちしか住めない高級住宅街ウェストエッグ、もう一方は成り上がり者が住むイースト・エッグ。

イースト・エッグに住むデイジーを対岸から見守るために、ギャツビーはわざわざウェスト・エッグの豪華な屋敷を購入し、夜な夜な派手なパーティーを催し、偶然デイジーが訪れる待っていたのである。

結局、デイジーがパーティーに偶然訪れることは無かったが、ニックの協力で何とか二人は再会できた。デイジーはギャツビーの変わらぬ愛を知り、その関係が徐々に深まるが、同時にデイジーには何か違ったものがあるとも感じているギャツビー。

しかし2人の関係もとうとう夫トムに知られてしまう……。


グレート・ギャツビー

(村上春樹翻訳ライブラリー)


グレート・ギャツビー

(新潮文庫)


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TEXT: Toshiji Mitsunami