8 1/2(ハチトニブンノイチ)

自由が丘の8 1/2という洋食屋さんでオムライス食べた。今まで食べた中で1番美味しいオムライスだった。大満足なう。映画に詳しい方なら知っていらっしゃるでしょう、「8 1/2(はっかにぶんのいち)」はイタリア映画の巨匠フェディリコ・フェリーニ監督の代表作です。これだけ聞くとやたらお洒落な感じがしますが、映画とは全く関係なく、たまたまお店の敷地が8坪半だったからと言う、非常に好感の持てる雰囲気の洋食店が緑が丘にあります。読み方も気取らずに「はちとにぶんのいち」。

西麻布の名店「麻布食堂」の初代店主が店を人に譲ってご夫婦で開かれたというこのお店。ハンバーグやメンチカツ、ハヤシライスといったおなじみの洋食メニューの他に、「まぐろほほ肉のフライ」や「特選牛のワイン煮」など本格的なアラカルトメニューもあり、ご主人の腕の良さを匂わせています。
客席はカウンターのみ。オープンキッキンで目の前で料理が作られます。人気のオムライスの注文が入るたびに、慣れた手つきでフライパンを振るご主人はまるで時計仕掛けのよう。フライパンに微振動をかけてくるりとオムライスをひっくり返します。出来上がったオムライスの美しいこと!まるでレストランの入口に飾られる食品サンプルのようです。あまり美味しそうな褒め言葉じゃないですが、それくらい綺麗な形でツヤがあるのです。
形を崩すのに躊躇しながらスプーンを入れると、中のチキンライスはパラッと炒めたケチャップご飯に香ばしい鶏肉がゴロゴロ。周りの卵は半熟でないところが正統派洋食店らしいお仕事ですね。ソースはデミソースかトマトソースを選べます。私はトマトをチョイスしましたが、お皿を最後までベロベロ舐めたいくらい美味でした。
食後のソフトクリームも気になるところ。隣のお子様連れのお客さんが、常連の方なのか、お子様がセルフでソフトクリームをぐりんぐりん盛っていました。かなりうらやましい風景。
寡黙そうなご主人と明るく気さくな奥さまの素敵な夫婦が営む洋食屋さん。また行きたいなぁと思えるお店でした。

8 1/2 (洋食 / 緑が丘、奥沢、自由が丘)

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TEXT: Kawori Nakagawa