銀座の定番。 「ウエスト」でお茶しましょ。 

銀座ウエスト

©kimi17@Tokyo

上京したばかりの頃、用事もないのに銀座をブラつくのが好きでした。思い返せば、あれはただ、銀ブラしてる自分に酔っていただけなのだと思いますが。今でも、日曜のホコ天なんかに銀ブラするのは、なんだか気分が上がりますねぇ。
銀ブラの定番と言えば、ウエストでお茶。これはもう、上京する前からずっと憧れで、初めてお店に足を踏み入れた時は感動モノ。同じく上京してきた友人と、何時間も入り浸ったものです。

「洋菓子舗ウエスト」は1947年にレストランとして開業。コーヒー1杯10円の時代に1000円のコース料理を供する高級店でした。しかし開店の半年後、都の条例により75円以上のメニューが禁止に。やむなく製菓部門のみを残し喫茶へと転身したという歴史を持っています。
1948年より開始した「名曲の夕」は、店内で流すクラシックに解説を付けるなど、当時では画期的な試み。ウエストは単にコーヒーを飲ませる店ではなく、文化人の集う場所としても知られるようになったのでした。
SP盤レコードやベートーベンの彫刻が当時の面影を残すクラシックな店内。真っ白なクロスを掛けたテーブルに、レトロな制服のスタッフ。正統派喫茶室と呼ぶにふさわしいこのお店で、さぁ、いただきましょう、憧れのコーヒーとお菓子。
王道のシュークリームは喫茶室限定の「ハーフ&ハーフシュー(399円)」。オーダー後に絞られる生クリームとカスタードが新鮮で、かなりボリュームもあり、このお値段でこの上ない贅沢でございます。また、「ゴルゴンゾーラパフ(399円)」は生クリームにゴルゴンゾーラチーズを加えた大人味。クセのある風味がたまりません。是非とも、両方注文して食べ比べていただきたい!
ちなみに、各シュークリームはコーヒーとセットにすると1155円。さすがの銀座価格ぶりを痛感することになりますが、おかわりOKなのがうれしいサービス。自家焙煎したオリジナルブレンド豆を店内で荒挽き、更にミネラルウォーターを用いる徹底したこだわりのコーヒーは、本当に美味しい。
そう、ここはウエスト。ここは銀座。

洋菓子舗 ウエスト 銀座本店 喫茶店 / 銀座駅内幸町駅日比谷駅

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TEXT: Kawori Nakagawa