アルカションのカヌレ

カヌレと言えば、溝のついた円柱状の型がお約束。フランス語で「溝のついた」を意味する言葉がズバリ「カヌレ」でしょう。
16世紀、フランス・ボルドー地方の女子修道院で作られたのがルーツとされていて、近年までこの地域でしか味わえない門外不出のお菓子だったカヌレ。その存在が世界中に広まった今でも、ボルドーでは伝統的なレシピと製法がかたくなに守られているそうです。

私のカヌレデビューはごく近年で、2年半ほど前に尾山台の「オーボンヴュータン」で食べたのが最初。初めて食べたカヌレの味は、も~感動もの。それからすっかりカヌレの虜になった私は、パン屋やケーキ屋さんでカヌレを見掛けては、手を出さずにはいられないのでした。

カヌレが有名なお店があると聞き、はるばる来ました、保谷駅。「アルカション」は2005年に保谷駅南口にオープンしたパティスリー。2010年には保谷駅北口に移転。改たにサロンを併設したお店に生まれ変わりました。
オーナーシェフの森本氏は、吉祥寺のレピキュリアンなどで働いた後に渡仏。店名の「アルカション」は、修行先だったボルドー地方の小さな港町からとったそうです。
赤いテントがかわいいお店のドアを開くと、店内には色とりどりのケーキから焼き菓子、パン、チョコレートなど、たくさんのお菓子達が所狭しと並んでいます。右側にはカウンターとテーブル席のイートインスペースがあり、コーヒーと供にその場でスイーツをいただくことができますが、この日の目的はカヌレ。この後で用事もあったので、後ろ髪を引かれながらもテイクアウトのみで店を出ます。

さぁ、お家に帰ってお待ちかねの「カヌレ(210円)」をいただきま~す。外側はガリッと固くしっかりした歯応えで私好み。中はもっちり、しっとりとした生地で、バニラとラム酒の香りにうっとり…。本場ボルドー仕込みのカヌレ、噂通りの美味しさです。

カヌレ以外も、魅力的なお菓子がいっぱいのアルカション。次回はぜひサロンでゆっくりお茶したいです。

アルカション ケーキ / 保谷駅

マーカーをクリックすると周辺スポットの地図に変わります。

キーワード ,

TEXT: Kawori Nakagawa