「志むら」の氷生いちご  

志むら 生いちごかき氷

それはまだ5月だと言うのに、真夏のような日射しの照り付ける昼下がりでした。
どこか上品かつ高貴な空気漂う目白駅から歩くこと数分。「氷」ののれんに誘われて、汗だくで入ったお店は、1939年創業の老舗和菓子店「志むら」。目白みやげ、東京みやげとして人気の高い和菓子はもちろんのこと、夏期限定のかき氷も有名なこちらのお店。念願かなって、のれんをくぐったこの日は、最高のかき氷日和でした。

1階の和菓子売店の横の階段を上がると2・3階が喫茶処。お昼ちょっと過ぎだったので、まだランチ中のお客さんもたくさんいます。この喫茶処、甘味だけでなくお赤飯や豚しょうが焼き定食、野菜カレーなどしっかり目のご飯が揃っているのが素敵。食後のデザートにかき氷ってのも、季節感があって風流ですなぁ。

かき氷は5月からの季節限定。定番の「小豆(750円)」や「宇治金時(850円)」の他、「あんず(800円)」に「キャラメル(650円)」など魅力的なメニューが並びますが、選んだのはもちろん一番人気の「生いちご(800円)」。うず高くお皿に盛られたふわふわの氷に、たっぷりとかかった真っ赤ないちごシロップ。白と赤とのコントラストと、お皿から溢れんばかりのボリュームで、ビジュアル的にはなかなか迫力があります。いちごシロップは、シロップというか、ブレザーブスタイルのいちごジャム。ごろごろつぶつぶの果実感たっぷりで濃厚な味わいです。暑さで消耗した体に、甘味と酸味が染み渡るぅ~。

もう1つオーダーしたのは「九十九アイス(600円)」。志むらの看板商品「九十九餅」をアイスクリームと共に盛り合わせた涼菓です。煎った大豆の香り立つきめ細やかなきな粉、全卵を練り込んだ求肥はふんわりなめらかでやわらかく、3日間かけて煮含めた虎豆が時折現れては食感と甘さを主張する…。「おいし~」と思わず口に出そうものなら、ばふッと舞い立つきな粉。これもまた風流ですなぁ。

ひと足早く夏の訪れを知らせる志むらのかき氷。九十九アイスも一緒に、是非一度お試しを。

志むら 和菓子 / 目白駅雑司が谷駅(東京メトロ)鬼子母神前駅

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TEXT: Kawori Nakagawa