「人形焼本舗 板倉屋」で想う、 LOVE&PEACE

東京土産として定着している人形焼。

浅草のイメージが強いですが、発祥地はやっぱり人形町です、人形焼だけに。人形町にはいくつかの人形焼の名店があり、どのお店も連日賑わいを見せています。その中でも、最も歴史あるお店の1つが「人形焼本舗 板倉屋」です。

1904年創業。時はまさに明治時代、日露戦争が勃発したその年からマツコ・デラックスが本を出す現代に至るまで、1個1個手焼きで人形焼を作り続けている筋金入りの老舗人形焼専門店です。
歴史を感じさせる小さな店内。奥には、創業当時より代々伝わるという焼き型を使い、慣れた手つきで人形焼を焼く職人さんの姿が見えます。

人形焼は5個入り(500円)からパックで販売していますが、バラ1個でも購入できるのがうれしい♪焼きたての人形焼をいただくことができます。
食べるのがバチ当たりなくらい表情豊かな顔立ちの七福神(の中の誰か)。外側はカリッと香ばしく焼かれ、内側はふんわり、中のこしあんはみずみずしく艶やかです。アツアツでおいし~!できたて人形焼、初めて食べましたが、感動です。

もう一つ、感動したのが「ビンズせんべい(1袋350円)」。田舎育ちの私が小さい時から親しんできたのはピーナッツ入りのビンズせんべいでしたが、こちらのは揚げたそら豆が入ってます。ピーナッツより軽くてクリスピー。程良い塩味と上品な甘さのお煎餅は食べ出したら止まりません。都会の人はこんなウマいビンズせんべいを食べていたのか!洗練された美味しさに脱帽です。

この他、餡なしの人形焼「戦時焼(10個入400円)」もオヤツにぴったり。創業時から作り続けているという戦時焼は、「ぜいたく品」の対象となる餡を入れない人形焼という、当時の世相を伝えるお菓子です。銃やラッパ、飛行機、洗車などを型どってはいますが、食べてみるともっちりふわふわ、奥行きのあるやさし~い味わい。戦時焼きを食べながら改めて戦争を考え、LOVE&PEACEの大切さを見つめ直してみる。板倉屋は、東京の、日本の誇るべき名店だと私は思います。

人形焼本舗板倉屋 和菓子 / 人形町駅水天宮前駅浜町駅

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TEXT: Kawori Nakagawa