かいじゅう屋の 開店前の行列の先頭に 立っていたのは私です。

その日、目白に着いたのは15時前のことでした。目的は、もちろん「かいじゅう屋」。パン通の間では言わずと知れた行列のできる人気パン屋さんです。16時~19時という特殊な営業時間、しかも水・金・土曜の週3日しか開いていないという少々わがままなお店のため、今まで訪れる機会のなかった私。ついに念願の日がやってきました。気合い入りすぎて1時間前に店先に到着。たばこ屋さんのような小さなお店は、ひなびた昭和な雰囲気。辺りにパンの焼けるいい香りが漂います。
さすがに早すぎか…。少し近所で時間を潰し、30分前に再来。お店の前で外国人の男性が落ち着かない様子で立っています。しまった、先こされた…とやむなく男性の後方に並びましたが、外人さんはケータイを何度も見ながらその場を去って行きました。まだシャッターの閉まった店頭には営業時間の張り紙があるのですが、もしかしたら日本語が読めなかったのかな…?かくして、私めが1番のりです。
優越に浸る間もなく、私の後ろにはどんどん人が並び始め、開店5分前にはザッと20人ほどの列が。さすが噂の人気店。グルメそうなオバ様から、赤ちゃん連れのママさん、若いカップル、白髪のオジサンまで、幅広い年齢層の方々が店が開くのをかたずを飲んで見守っています。
16時ちょっと前、店主の男性が外に出てきて行列に一礼。「日本一」と記された紺色のエプロンがまぶしい。いよいよ開店です。

1番にパンを買う私は、行列のみんなの視線を背中に感じながら、多少いつもより姿勢を良くして3種類のパンを購入しました。
「チョコチップぱん(1山450円)」は北海道小麦と天然酵母を使用した小さな山型パン。ふんだんに入ったチョコチップと酵母の酸味がクセになりそう。
「まるぱん(2個入280円)」はドライイーストを使用。もっちり重みのあるお餅みたいなパンです。
「ぶどうぱん(小250円)」は2種のレーズンの入ったパン。小麦の香るしっとりもっちり生地にみずみずしいレーズン、…あぁ、待っててよかった。

百聞は一見にしかず、の巻でした。

かいじゅう屋 パン / 目白駅雑司が谷駅(東京メトロ)鬼子母神前駅

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TEXT: Kawori Nakagawa