虎屋菓寮赤坂本店の氷あんず

虎屋菓寮

かき氷を一気に口にかっ込むと、頭がキーンと痛くなる…。夏の風物詩として、俳句の季語にしても良いくらい代表的なこの現象。実は私、自慢じゃないんですが、この現象を体験したことがありません。つまり頭がキーンと痛くなったことがないのです。まさに、神が与えたもうた能力。かき氷を食べるために生まれてきた女。かくして私は、今年も心置きなくかき氷をお口にかっ込むことができるのでした。

赤坂見附駅から青山通りの坂道をしばらく上ると、「や」「ら」「と」のどデカい文字の書かれたのれんが登場。一瞬読み方に迷いますが、はい、これが「とらや赤坂本店」でーす。おなじみの羊羹の並んだ1階から、絨毯のひかれた豪華絢爛な階段を降りると、地下がお休み処「虎屋菓寮」となっております。黒いテーブルと椅子に赤いクッションがとてもシックでお上品。落ち着いた雰囲気の中、あんみつや葛きりで一息ついていらっしゃるるおばあちゃま達がかなりおしゃれな存在に見えます。

私のお目当てはと言うと、もちろんかき氷。5~9月の季節限定品で、空気が入らないように氷屋で作られた特別な氷を使用。空気を含まないと、けずった氷が溶けにくく、フワッと感が長持ちするそうです。
オーダーしたのは、赤坂本店限定の「氷あんず(1155円)」。自家製のあんずピューレに、あんずのリキュール「アマレット」の風味をきかせた、ちょっとアダルトなかき氷です。ふんわり綺麗な三角に盛り付けられたかき氷のてっぺんには甘酸っぱいあんずピューレ、周りにはふっくらやわらかく煮含めた干しあんずが4~5個ちりばめられ、水玉模様みたいでかわいい。アマレットの香りに酔いしれながら食べ進むと、底の方から再びあんずピューレが顔を出し、最後のひと匙まで存分にあんずを堪能。お値段は安くはないですが、あの落ち着いた贅沢な空間で、あの氷あんず、全然高すぎではないです!
ちなみに、練乳(50円)や白玉(3個で105円)のトッピングを追加することもできます。練乳をかけると、杏仁豆腐のような味がして美味ですよ。

虎屋菓寮 赤坂本店 (甘味処 / 赤坂見附、赤坂、永田町)

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TEXT: Kawori Nakagawa