吉祥寺でバイトをしていた頃、自転車で通勤していた私は、
夜シフトの時は仕事帰りにちょっと一杯ひっかけて(←現在は立派な飲酒運転 です、良い子のみなさん、絶対マネをしないように!)、朝シフトの時は自転車で帰宅がてら昼下がりの吉祥寺の街を散策する のが日課でした。
若者の「住みたい街」として必ずランキング上位に名前の挙がる吉祥寺は、商店街のある駅の北口にも、井の頭公園のある南口にも、と にかく飲食店が多くあります。しかし思い返してみれば、パン屋さんといったら駅のロンロンの中にあった神戸屋とか大手チェーン店が中 心で、近年のような個性の光るパン屋さんはなかったように思います。
「ダンディゾン」がオープンしたのは2003年。私がバイトを辞めたのはその1年ほど前、残念ながらすれ違いでした。もう 少し早くできてたら自転車で毎日通ったのになぁ~。
噂を聞いて久しぶりに吉祥寺へ。駅北口からしばらく歩いた比較的落ち着いたエリアにお店はあります。ビルの地下へ続く階段を降りてい くと、重厚な木の扉が現れます。「開けゴマ!」とでも言わないと開かなそうですが、実際は自動ドアですんなり入れますの で、ご安心を。
近未来的なコンクリート造りの店内は、まるで地下の秘密基地のよう。白装束の店員さんが、マインドコントロールされた人質のように、せっ せと働いています。
しかし、決してマインドコントロールされているわけではなく、どの店員さんもこのお店で働いていることに誇りを持っているように見 え、パンについて質問するとお忙しい中でもハキハキと答えてくださいます。
ズラリと並んだパンはどれも小ぶりのかわいいサイズ。値段も、こうゆうオシャレ系パン屋さんにしてはお手頃です。美味しい内に食べて 欲しいので、食パンなども全て食べきりサイズ。あんパン「アカネ(160円)」はさっぱり味で3口で平らげました。
表参道のデュヌラルテと同じプロデューサーによるものらしく、なるほど、スタイリッシュなパン屋さん。包装紙も洒落てます。吉祥寺み やげに、いかが?
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TEXT: Kawori Nakagawa




