鰻の魅力について考える。 その3 ひょうたん屋

ひょうたん屋

鰻の蒲焼きの調理法には、関東風と関西風があることは、鰻好きの人ならずともご存知かと思います。
関東風は、背開きにして、一度白焼きにしたものを蒸してから再び焼きます。淡白で柔らかいのが特徴です。
関西風は、腹から開いて、蒸さずに焼きます。パリッとして香ばしいのが特徴です。
ここ東京では、もちろん関東風の鰻がほとんど。蒸したやわらか~い鰻も美味しいけど、西日本生まれの私には、何か物足りない感じがするような…。パリッと香ばしい関西風の鰻も恋しいなぁ…。

そんなホームシックな私のハートを慰めてくれる鰻屋さんが、銀座にある「ひょうたん屋」です。こちらは、完全な関西風の鰻と言うわけではなく、背から開いて蒸さずに焼く、というハイブリッド型ですが、開き方はともかく、蒸さずに生から焼く鰻屋さんは、関東ではそうそうお目にかかれません。
ひょうたん屋@銀座店内は、カウンターとテーブル数席。決して広いとは言えませんが、鰻重を食べ終えるとすぐに席を立つお客さんがほとんどで、ラーメン屋か牛丼屋のごとく回転が早いお店のようです。
メニューを見ると、鰻重は中(1700円)、上(2000円)、特上(2500円)と大変リーズナブル。ほんとに?ほんとに?ホィットニー・ヒューストン?(by志村けん)思わず二度見してしまいました。鰻重としても、銀座のお店としても、区外から主婦が自転車で押し寄せてもいいくらい、かなり良心的な価格です。
安価だから鰻の味も期待できないかと言うと、決してそのようなことはありません。蒸した鰻のように柔らかすぎず、適度な弾力を保ちつつも、身はふっくら、外側はこんがり香ばしく焼き上がっています。タレは甘さの少ないさっぱり味。お酒が飲みたくなりますね~。
070704 ひょうたん屋やわらかく上品な味の関東風と比べると、適度な歯ごたえと香ばしいコゲ目が男らしい関西風の鰻。好みは分かれるかもしれませんが、銀座で気軽に鰻を楽しめるひょうたん屋、香ばしいあの味が懐かしくなったら、また行きたいなぁ。

ひょうたん屋 1丁目店 (うなぎ / 銀座一丁目、宝町、京橋)

ひょうたん屋 6丁目店 (うなぎ / 東銀座、銀座、築地市場)

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TEXT: Kawori Nakagawa