鰻の魅力について考える。 その1 うなぎパイ

Japanese pie; eel pie: うなぎパイ

大昔、男のコとデートの待ち合わせをしていた時のこと。会うなり「腹へった~」とうるさい彼に、たまたま友人におみやげでもらった「うなぎパイ」とおやつ用に持参していたバナナを渡したところ、「おいおい、やる気マンマンだな~!」と妙にうれしそうなリアクション。そう、彼の気持ちを天津木村風に言い代えると、「彼女にお腹すいたと言った時にぃ~~~、うなぎパイとバナナを渡されたらぁ~~~、なんだか今日はイケそうな気がする~~~!!」

さて、「うなぎパイ」と言えば「夜のお菓子」、浜松みやげの大定番です。創業1887年のお菓子処、春華堂の看板商品であるうなぎパイが誕生したのは1961年。浜松で有名な浜名湖名産の鰻をヒントに、細長いパイの形だけでなく、鰻エキス、ガーリックなどの調味料をブレンドして作り上げた銘菓です。
その、鰻とガーリックからも精力増強のイメージと結びつけてしまう「夜のお菓子」というキャッチフレーズですが、もともとは「忙しい家族が揃う夕食だんらんの時間をうなぎパイで過ごしてほしい」という願いのもとに考案されたものなんだとか。お客さんの勝手な解釈から一人歩きした「夜のお菓子」。その解釈を逆手にとり、パッケージデザインを栄養ドリンクカラーの赤・黒・黄の三色を基調としたものに切り替えたところ、ますます人気が出たんですって。
実際に、うなぎパイ7本分に含まれるビタミンAは、鰻蒲焼100gに含まれるそれに相当し、元気回復、夏バテ対策、視力保持などの効果が期待できる栄養価の高いお菓子なのです。
通常品の他、アーモンドをふんだんに使った「うなぎパイナッツ入り」、高級ブランデーの芳潤な香りとマカダミアナッツの風味を包み込んだ「真夜中のお菓子・うなぎパイ V.S.O.P」、静岡産の新鮮なしらすを使った「昼のお菓子・しらすパイ」など、姉妹品も魅力的。
東京では、東京駅の改札内にあるお土産屋さん「膳まい」や、大丸地下の全国銘菓コーナーなどで購入できます。彼氏または旦那様への情熱的なプレゼントにいかがでしょうか。

膳 まい東京南通路店

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TEXT: Kawori Nakagawa