バラの季節の旧古河庭園

Night Garden (i)

Kyu-furukawa teien (旧古河庭園)昔、行きつけの美容院からいただいたポストカード。モデルの女の子がたたずむのは、バラの咲き乱れる幻想的な庭園でした。都内にこんな素敵な場所があるのかしら?と気になって後日その美容師さんに聞いたところ、そのロケ地は駒込の「旧古河庭園」だったようで。

旧古河庭園は、石造りの洋館と、武蔵野大地の地形を利用した洋風庭園、日本庭園が渾然一体となった名勝地。もとは明治の元勲・陸奥宗光の別邸でしたが、次男が古河財閥の養子になった時、古河家の所有となったそうです。当時の建物は現存していませんが、後に建てられた洋館および庭園の設計は、旧岩崎邸と同じくジョサイア・コンドル氏によるもの。なお、洋館内の見学は事前の申し込みが必要です。
Kyu-furukawa teien (旧古河庭園)左右対称の幾何学模様の刈込のフランス整形式庭園と、石の欄干や石段・水盤など立体的なイタリア露壇式庭園の技法を合わせ、そこに洋館とバラが調和した絵画的な景観美。特に、春と秋のバラの季節には約90種類180株のバラが咲き乱れ、優雅なバラの香りに包まれながら庭園を眺めることができます。う~ん、なんてロマンティックなんざんしょ。
しかし、都心の人気庭園のため、バラのシーズンともなると観光客でごったがえすのが現実。ポストカードのような幻想的な風景とはいきませんネ。(あれは早朝ロケだったのかなぁ。)
とは言え、色とりどりに咲きほこるバラの美しさは格別。他に、ツツジやハナショウブなどの様々な花があり、奥の日本庭園のエリアでは、また異なる雰囲気でしっとりと庭園を散策できます。

5月中旬から「春のバラフェスティバル」が開催され、14日(金)~23日(日)の間、通常17時の開園時間を21時まで延長し、バラと洋館・日本庭園がライトアップされます。また、29日から6月19日までの毎週土曜には「春バラの音楽会」が催され、普段は入ることのできない庭園内の芝生広場でボサノバやフルートの演奏を楽しむことができますよ。彼女との、ちょっと気取ったデートにいかがでしょうか。

旧古河庭園

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TEXT: Kawori Nakagawa